『医療連携を大切にしている病院 2024-2025』創刊!

「地域医療連携の重要性」が叫ばれて久しい。

地域医療連携とは、患者の状態・状況に応じた最適な診療・ケアを実現できるように、地域のクリニック(診療所)、病院、介護施設などが連携する体系を意味します。しかし、一人ひとりの患者の状態はさまざまで、それも時間と共に変化していきます。一方の医療機関も人員体制や空き病床数の変化、手術の予定、新たな設備の導入など、その状況は刻々と変化していきます。つまり、患者を取り巻く環境すべてが流動的な中で、医療機関や介護施設がリアルタイムの情報を共有できなければ、患者と医療機関双方にとって理想的な地域医療連携は実現しがたいのです。

実は10年ほど前にこの課題に気がついていたギミックは、地域医療連携用のサービス「D-Search」を開発しましたが、その時は悲しいかな、時代がついてこられなかったのです。なぜなら、当時、多くの地域医療連携室ではパソコンなどのIT設備が不十分だったため、我々のサービスを導入したものの、使いこなせる病院は多くなかったからです。しかし、最近ようやく病院やクリニック、介護施設でも環境が整ってきたことから、私たちは満を持して、来年度に「D-Search」のリニューアルを計画しています。それに先立ち、今回アナログのソリューションを先行リリースしました。

それが『医療連携を大切にしている病院 2024-2025』という無代誌サービスです。

病院は高度な医療を提供するインフラであるため、「初期診療はクリニックが行うべき」という厚生労働省の基本的な考え方があります。したがって、クリニックから紹介状をもらう形で新しい患者を受け入れているわけです。ところが、クリニック側では各病院の特徴や設備の変化、症例数の推移などのほか、ドクターの診療方針や人柄がつかめるような詳細な情報が手に入らないため、「どこに患者を紹介するのが最適か」を判断できなかったのです。

そこで、この課題を解決し病院とクリニックをつなぐべく、病院の「今」がわかる情報を一冊に集約した『医療連携を大切にしている病院 2024-2025』を、地域すべてのクリニックに無料で配布しました。

お陰様でこの新しいプロジェクトは、我々の予想を上回る結果でスタートを切ることができました。来年からはデジタル媒体との連携やイベントの計画なども含め、どんどん進化させ水平展開していく予定です。 

”新・医療文化創造”

株式会社ギミック 代表の横嶋大輔(ヨコシマタイスケ)です。「新・医療文化創造」 ”ドクターズ・ファイル”を運営するギミックの”Dream”です。ギミックの”今”をなるべく頑張ってお伝えしていきます。

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